a.「森の広場」について
「森の広場」設置の経緯 (第一回観察会パンフレットより)
太平洋戦争後、合浦公園に建設された市営競輪場の郊外移転に選択されたのが新城財産区所有の森林地帯でした。当時新城財産区から譲り受けた森林約 53haの内、競輪場建設に要した22haの残存森林の利用法として考えたのが「スポーツその他の多目的広場」だったようです。名称は「森の広場」とし、管理棟、研修室、トイレなどの他、野球場、ゲートボール場などを林野庁補助事業である「生活環境保全整備事業」で整備したもので、管理運営は青森市生涯学習課スポーツ振興チーム所管の施設となりました。しかし、残念ながら利用者は野球同好者だけで、他に山菜採りの人が訪れる程度だったため、周辺の手入れも疎かにされ、せっかく整備したミズバショウ観察路も崩落したままになっています。地元新城の住民ですら知らない場所で長い間眠った状態の施設でした。
この度の青森市内自然愛好諸団体の合同観察会をきっかけに一般市民への啓蒙を計り、将来的には「青森野草園」をも視野に入れた運動に発展できればと考えております。
遊歩道だけは毎年管理を委託されてきた「新城財産区縁故者委員会」の皆様により刈り払いが行われ、歩きやすく整備されております。四季折々の森林浴や草木の観察ルートとしてご利用下されば今回の合同観察会を企画した関係者一同の喜びでもあります。
「森の広場市民観察会実行委員会」構成団体(順不同)
◆ 青森の自然環境を考える会
◆ ウオッチング青森
◆ 青森・草と木の会
◆ 樹木医会
◆ 青森野鳥の会
◆ 森林インストラクタ-会
◆ 青森自然誌懇話会
◆ やぶなべ会 (本サイト管理団体)