森の番人: 2006年9月アーカイブ

　青森市新城にある森の広場を有効活用しようと、今年の春以来２回の観察会が開かれた。これを主催している青森市内の自然関係８団体で組織している実行委員会では、２つのマップを作成した。

　ひとつは「観察マップ (春版)」で、これは広く市民がこの森で自然観察を楽しんでもらうため、その季節ごとの生物を写真入りで紹介したもの。

　もうひとつの「調査地図」は、この森にどのような生物が生息、あるいは自生しているかを知るために専門家による調査が始まったが、その基礎資料として作成したもの。

※本文中のそれぞれの地図名をクリックするとダウンロード出来ます。また、「メニュー」の「調査資料」からもダウンロード出来ます。

第2回森の広場市民観察会にて撮影。

ゲンノショウコ

　「森の広場」第2回市民観察会に約40名の方が参加され、無事開催されました。

　開催日時：　2006年9月10日(日)　14:00～17:00
　次　　第：　主催者挨拶
　　　　　　　　鳴く虫・植物のガイダンス
　　　　　　　　野外観察
　　　　　　　　俳句の選評会
　　　　　　　　散会

　開催の挨拶に続き、観察が期待できる昆虫類などに関するガイダンスを、スライドを使って行いました。また、昆虫などの現物展示(約20種)も行ったため、大きさなどへの理解が進んだと思います。

　当日は、生憎の雨模様でしたが、野外観察時には小康状態になりました。鳴く虫の観察が期待できる午後の時間帯を設定しましたが、雨の影響か鳴いていたのは、エンマコオロギ・オカメコオロギ・カンタン・アシグロツユムシ？・マダラスズなど種類は少数でした。植物は午前中の方が花を咲かせていた種類が多かったようですが、ツリフネソウ・キツリフネ・エゾニュウなど多くの花や実を観察出来ました。

　共催者として参加していただいた句会の方々に混ざり主催者スタッフも俳句を作り、高い評価を得ていました。

　また、今回のテーマの一つである「鳴く虫」に関連して、「スズムシのプレゼント」も行われました。飼育方法の説明書配布や具体例展示なども行い、好評を得ていました。

　今回の参加者で「森の広場」に初めて来た(初めて知った)方も多数いました。青森市・管理者である新城縁故者委員会と協調を取りながら当市民観察会実行委員会も当所の宣伝や整備を行ってきたいと考えていますので、皆様のご来場を期待します。

※ 今回使用した「観察ガイドブック」は、左メニューの「第2回市民観察会関係」や下記よりダウンロードできます。

　下記リンクは、「メニューウェブページ」の「市民観察会のまとめ(第2回市民観察会関係)」からも利用できます。

◆ 観察会の様子をTV放送－NHKのアップルワイドで放送されました (2006/9/20)
◆ 第2回森の広場市民観察会－企画から本番まで－ (2006/9/15)
◆ 寄稿「森の広場」もっと活用を [小野いるま(青森ペンクラブ会員)] (2006/9/14)
◆ 第2回市民観察会「観察ガイドブック」(2006/9/10)
◆ 観察会前日の花々-2 (2006/9/9)
◆ 観察会前日の花々-1 (2006/9/9)
◆ 東奥日報社「金曜ウィークリー」記事 (2006/9/1)
◆ 第2回市民観察会PRポスター (2006/8/25)